▶れ 聯珠
聯珠 【レンジュ】
次の瞬間、ひびいていく恒常の真理。
このメビウスの輪は断ち切ることなど出来無い。
私たちが地球上から見る彗星のように、
もうそれは予め然うなんだ。
信念を失ったら、存在する意味何て無い。
生きる意味何てものは、最初から無い。
ひとは存在する意味を見出せばいいの。
▶る ルキアの剣
ルキアの剣 【ルキアノツルギ】
何でもないのよ。
ほんとうの剣が何か、貴方知っているの。
▶り 立夏
立夏 【リッカ】
切ない。
うつくしいものは失われていくばかりの世界。
うしなうことに耐えること、それが生きることに於ける最初のアビリティなら
私たちは何てつまならない装備を身につけていくんだろう。
得るものは、下降していく美しい世界の
何処にも置けない装飾ばかり。
例えば天空に輝く星が、貴方の明日の活計の為にくれるものは無い。
けれどもそんな風に瑞々しさを失った感覚で、次の瞬間も呼吸することに
何のうつくしさがあると言うんだろう。
立夏。四季のある日本に生きていると。
一番かなしい季節。
もうここから離れるべきかもしれない。
夏はひどい。
▶ら ラミュカの聖餐。
ラミュカの聖餐 【ラミュカノセイサン】
本能と崇高が交錯する具現なんて愚かだと思っていた。
神経が美しく存在すればこそ、在り得ない現実と思っていた。
それは信念を冒涜していると思っていた。
咀嚼すること、欲求に因る「行為」で物を取り込むことをとても浅ましく思い
10代の頃、人間の構造に嫌悪と虚無的な落胆を覚えていた。
どんなに美しい精神世界で何もかもが研ぎ澄まされても、本能が侵食していく。
私たちは水に映った月さえ食べるんだ。
吐き気がする。
そう思った。
でも、物を食べるということは、ただの本能じゃない。
ひとを愛することの先に、すべてが繋がっていた。
私たちは食物をただ本能のために口に入れるのではなく、
大切なひとのかけらを吸収しているの。
▶よ 妖術。
妖術 【ヨウジュツ】
私は妖術を使う。
それは貴方が私をみていないから。
私は妖術を使う。
その目で捉えることができるものに頼って、真実が掴めるの?
此処には世界が在る。
私たちは同化出来る。
其処には世界が在るはず。
どんなものでもそのままでいい。
瞳を閉ざすことこそ見つめること。