クリタ内戦 - Index - 【7/14更新】
クリタ内戦 ~戦乱記 7月8日[2]~
7月8日 ホワイトマント軍の進軍によりアスカロン移住地に危険迫る - マーロ
ホワイトマントの大軍は、シャイニングブレードとサルマ、ライオン警備兵を倒すためにライオン アーチを目指している。だが、ホワイトマントはその目的地にたどり着く前に、とある復讐を遂げようと考えたようだ。
反乱軍の偵察兵からの報告では、ホワイトマント軍はクリタ北部にあるアスカロン移住地へと進路を変えたらしい。怖ろしいことに、アスカロンから移り住んでいる人びとにエボン ヴァンガードへの恨みをぶつけようと考えている可能性がある。そのために今、ヴァンガードの一員であるケイラン サッカレー中尉とキャプテン ラングマールは住民たちを避難させようとアスカロン移住地に向かっている。
今後の展開に注目しよう。
クリタ内戦 ~戦乱記 7月8日[1]~
7月8日 ホワイトマント、ライオン アーチにて反乱軍や親王派と対決 - マーロ
ホワイトマントは、人間ではない飛行物体と見えざるものといういかがわしい神々の支援を得て、首都に向かって進軍している。一方、迎え撃つサルマ王女とクリタの民は、シャイニングブレード、エボン ヴァンガード、ライオン警備兵、そして数多くの冒険者たちの手を借りて防衛体制を整えている。
けたたましくラッパが鳴り響き、戦いの火ぶたは切って落とされる。この混乱によってもたらされるのは勝利か死か。
クリタ内戦 ~戦乱記 7月7日~
7月7日 ひとときの旅の伴侶、現る - マーロ
人影もなくなったネボ台地を歩いていると、大きなオオカミが私の後ろをついてくるようになった。最初のうちは恐ろしく思えた。その辺りの丘や谷では獰猛な生き物ばかりが目に付いたからだ。振り返るたびに、そのオオカミは私から20歩ほど離れた後ろにいた。私が早足で進めばオオカミも早足でついてくるし、私が足を止めるとオオカミはお座りをした。
しばらくするうちに私はそのオオカミが私に危害を加える気がないことを確信し、警戒することをやめた。心の中で旅の友と名づけたそのオオカミは、別について来るようにいったわけでもないのに、ずっと私についてきた。
道の途中で簡単な昼食をとるときは、先日のキャンサへの往復旅で飽き飽きしてしまったリーフ ラーカーの塩漬け肉を一切れ、旅の友にやった。旅の友は大喜びでラーカーの肉に食いつくと、次の一切れを催促するように待っていた。
旅の友と私は暑く照りつける日差しの中を進んでいたが、突然、旅の友は低い声で唸ると木の茂みの中へと走り込んだ。
いったいどこへ行ってしまったのかと思う間もなくピースキーパーが2人、前方に姿を現した。その堕落した路上管理人たちはホワイトマントから正式に権限を与えられて任務に就いてはいるが、彼らのおかげでこの数か月、クリタは耐えがたい状況になっている。
図体の大きなピースキーパーは私の行く手をふさぐと質問や侮辱、避難の言葉を浴びせかけ、私はこれから彼らに持ち物を奪われたり暴力を振るわれるのであろうと心の中で覚悟を決めた。
しかしその時、目に見えない何かがシュッと音を立てて私の顔の真横を通り抜け、1人のピースキーパーのノドに突き刺さった。ピースキーパーは倒れたが、そのノドには緑の矢が刺さっていた。
そして唸り声をあげながら旅の友が茂みから飛び出し、もう1人のピースキーパーに武器を構える間も与えずに噛み付いた。あっという間に危険は去った。
旅の友はシッポを振りながら私に擦り寄ってきた。そして、けたたましい鳥の鳴き声に耳をそばだてると、たった今倒したピースキーパーの死体を飛び越えて茂みの中へ走り込んだ。私の友は自分の主人、シャイニングブレードのレンジャーのもとへ帰ったのだ。レンジャーは私に手を振ると木立の中に姿を消した。
迷子のオオカミと一緒に旅ができてこれほど嬉しいことはなかったが、どうしてもあの森の反乱軍兵士とオオカミの相棒は、1人道を進む旅人をオトリにしてピースキーパーを呼び寄せていたのではないかと考えずにはいられなかった。戦争の真っ最中であれば、そう勘ぐってしまうのも仕方のないことだ。
クリタ内戦 ~戦乱記 7月2日~
7月2日 混乱と戦いがクリタ中央を駆け抜ける - マーロ
ネボ台地を通って北上していく途中で、持てるだけの荷物を持って南へ逃げてきたという村人や農夫たちと出会った。
「ライオン アーチを目指しているんだ」避難民の1人は私にそう言った。「北は面倒なことが起きているよ。外国の傭兵たち...いや失礼、冒険者たちがホワイトマントやピースキーパーどもを血眼になって探しているのさ」
避難してきた民衆の間には、緊迫した現在の戦況について、また、ホワイトマント軍が北のどこかに結集しているという噂話が蔓延していた。
見たこともない姿をした足のない生き物がホワイトマントと一緒にいたと話す人びとも数多くいる。目撃者たちは口を揃えてそれは「人間ではない、宙に浮く六つ目の生物」だという。その飛行生物はクリタ北部、ネボ台地、監視塔、その他あらゆる場所で目撃されている。
誰1人として何が起きているのかを説明できるものはいなかったが、最初に最も大きな被害を受けたのがクリタの一般庶民であったということは間違いない。