静岡夏の陣ーー君は静岡のガンダムを見る
先週土曜日の話。
昼過ぎになって、急に外出がしたくなった。夏休みは水曜日からだったのだが、ろくに外出せずに家で過ごしていると、インドア派の私でもさすがに辟易する。だから気分転換に静岡ガンダムを見たくなったのだ。
電車に揺られて、JR東静岡駅に到着。駅そのものが駅の南にある巨大ホール(にしてはあれ、東西に細長すぎw)のイベントに備えて広くはしてあるが、それでも警備員が数人雑踏整理をしていた。静岡ガンダムは間違いなく人が大勢集まる。だからこその対応なのだろうが、いくらお盆とは言っても到着したのは夕方。遠方から来た客の大半が帰っている頃だ。だからこそ、この時間帯を選ンだのだけどね。駅の北側に足を進め、ガンダムの展示会場へ。
階段に差し掛かった頃、ガンダムが姿を見せる。つまり、あの方向へいけば間違いないということだ。看板の案内に従って会場の入り口へ。
外はあいにくの曇り空。だが、私のような暑がりにはちょうどいい。第一、公開初日のように4時間待ちを一人で並ぶ事を思えばむしろ恵まれている方だと、自分に言い聞かせる。
ガンダム手前の入場ゲートで係員の看板を見た。ガンダムの足下に行けるようになるまで30分待ちとの表示。それくらいで済むなら安いものさーーシャアのセリフをひとりごちて列に並ぶ。
列の最後列はガンダムの正面左側だった。さっそく携帯を取り出し、撮影開始。



撮影に夢中になり、係員から前に進むように注意されて我に返る。私の他にも数人が同様の動き。これが写真に収めずに気が済むか。それに今はそンなに混雑してないから、少しぐらい多めに見てもいいだろうと思うのだが、まあ、向こうも仕事だから仕方がない。
やがて私はガンダムの正面に差し掛かる。


ついに私がガンダムの足下に上がれる時が来た・・・、と思ったらここで流れが止まる。ガンダムの演出時間が30分ごとにあるので、それが終わってからだという説明。演出で首が動いたり、光の点滅があったのだが、そンなの足下にいては楽しめない。とりあえず、終わるのを待つ。その間も、首はずうっと上を向いている。向かずにはいられない衝動がある。首が痛む。だが、衝動がそれを遥かに上回る。中学の修学旅行で東大寺の大仏を見た時。学生時代に初めて近鉄に乗って日本橋に行き、地下の駅から地上に上がった時。その時を思い出させる衝動だった。
そしてついに私の番・・・。
私は携帯のカメラを設定したまま、壇上に上った。ガンダムの足に触れ、カメラであちこちを撮影する。ちなみに壇上に上がれる時間はわずか1分半。感動に浸ることすら許されない。




こうして、興奮と衝動と強迫観念じみた撮影であっという間に時間は経過。退場をする。
その後も後ろを振り向きながら、ひたすら撮影。



一通り撮影し終わったので、露店でビールを飲む。ビールを飲みながら物思いにふける。このガンダムがTVで放映されていた時は「たかがアニメ」と思う人は多かったと思うが、いまこうやって巨大な立像が立ち、大勢の人が見物に来ている。それがたとえ版権元のバンダイの宣伝があったにせよ、こうやって大勢来ている。たかがアニメに真剣に取り組ンでいた人が大勢いたからこその今日だ。馬鹿げた都条例で潰されてたまるか!
会場を後にする前に、専用スペースで最後に記念撮影。混雑している時間帯は一人では上れないのだが、今は一人でも係員が対応してくれるというので、早速撮影(ちなみに左下に塗りつぶしてあるのが筆者)。

その後私は近くのラーメン屋で腹を膨らませ、東静岡を後にした。
もう一回だけ行って見てもいいなあと思いながら、電車の座席で心地よい眠りについていた。
